RNAiに代わる手法!?
情報量:約2kB

 生きた細胞中における蛋白質の機能を研究するうえで、タグを付けた蛋白質を標的として細胞内で急速に分解させる汎用的な方法は、RNA干渉(RNAi)に代わる強力な手法として有望と思われる...

元の記事
RNAiに代わる蛋白質nature methods


Nature Methods 3, 871 (2006) doi:10.1038/nmeth1106-871
 RNAiと並ぶタンパク質ノックダウンの方法になるかもしれないとのことです。
 T Wandlessらは,KBP12)という107残基のタンパク質(不安定化ドメイン)と望ましい性状を示すリガンド(Shield-1)を合成し,FKBP12の変異体ライブラリーを生成して蛍光タンパク質の上流にクローニングしたところ,Shield-1の存在下では蛍光を示し,非存在下では傾向を失った。ということです(KBP12はプロテアソームに依存して分解される)。
 この手法はRNAiを用いるよりもずっと高速に反応が進むということなので,今後の研究のさらなる発展に繋がるのではないでしょうか。

手法を簡単にまとめると,『標的となるタンパク質に不安定化ドメイン(例えるなら爆弾)をラベルし,安定化に関わるリガンド(例えるならば安全装置)を取り除いてやることで,急激にタンパク質を分解に持ち込む』ということらしいです。
 この手法を用いることで,Shield-1の濃度を変えてやることでダイナミックに制御できるということです。


コメント
 リガンドの濃度を変えるだけで標的のタンパク質を自由に壊すことができるということに驚きました。標的のタンパク質に融合させなければならないというのが少々厄介な気もしますが。。
<< PREV | TOP | NEXT >>
HOME > CONTENTS