RNAiと並ぶタンパク質ノックダウンの方法になるかもしれないとのことです。
T Wandlessらは,KBP12)という107残基のタンパク質(不安定化ドメイン)と望ましい性状を示すリガンド(Shield-1)を合成し,FKBP12の変異体ライブラリーを生成して蛍光タンパク質の上流にクローニングしたところ,Shield-1の存在下では蛍光を示し,非存在下では傾向を失った。ということです(KBP12はプロテアソームに依存して分解される)。
この手法はRNAiを用いるよりもずっと高速に反応が進むということなので,今後の研究のさらなる発展に繋がるのではないでしょうか。
手法を簡単にまとめると,『標的となるタンパク質に不安定化ドメイン(例えるなら爆弾)をラベルし,安定化に関わるリガンド(例えるならば安全装置)を取り除いてやることで,急激にタンパク質を分解に持ち込む』ということらしいです。
この手法を用いることで,Shield-1の濃度を変えてやることでダイナミックに制御できるということです。
リガンドの濃度を変えるだけで標的のタンパク質を自由に壊すことができるということに驚きました。標的のタンパク質に融合させなければならないというのが少々厄介な気もしますが。。